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【NAB 2019】FilmLight、先進のカラーワークフローをさらに増強

カラーグレーディング・スイートは今や、映画、高品質のテレビ、コマーシャルのフィニッシングの中心となっています。FilmLightは、制作者が必要とするすべての最適なカラーツールを提供すること、そして単純化されたパイプラインとワークフローのコラボレーションに注力しています。

制作とポストプロダクションに、潜在的に時間のかかる作業段階をどのように適合させるのがベストか、という問いに対して、FilmLightの答えは、オンセットから、デイリーズ、編集、そしてフィニッシングまで一貫したルックを伝達する、ということです。そして、パワフルで淀みのないフレームワークを提供すること、それは広色域のカメラで撮影されたRAWファイルから、テレビ、HDR、デジタルシネマ、レーザープロジェクションといった様々なカラーレンジに適した出力を取り出すこと、しかも、それをひとつのプロジェクトで実現するフレームワークです。

NAB2019(ラスベガス・コンベンションセンターで4月8日〜11日開催、ブースSL4105)で、FilmLightはBaselightのツールキットに追加された最新機能を展示します。実演に使われるシステムは、世界中の制作とポストプロダクションから求められる異なる要求を反映した、複数のシステム構成で行われます。

現在、納品フォーマットも視聴環境も多様化していることから、グレーディングのマスターがすべての納品物に対して効果的であるとカラリストが確信できること、それが不可欠となっています。Truelight CAM(T-CAM)V2は、FilmLightの新しい改善された色再現モデルで、これを使うことで、ユーザーは絶対的な確実性をもってすべてのフォーマットとデバイスタイプに合わせたイメージをレンダーすることができます。

新たにBaselightソフトウェアに実装されたTruelight Scene LooksやARRI Look Libraryとの相性がよくなっています。「クリエイティブLUT、カメラの特性に適したLUTやフィルム・シミュレーションに比較すると、T-CAMと新しいLooksツールセットは、よりクリーンな応答性を実現しています」と語るのはハリウッドにあるDeluxe Encoreのシニア・カラリストAndrea Chlebak氏です。「クリエイティブ・グレードの段階で、劇場用リリースに向けてイメージを作り出すことができ、しかもそれらを他の多くの納品物に変換しても何の心配もありません。」

Texture Blendツール群によって、カラーグレーディングに新しいアプローチが追加されました。これによってカラリストは、イメージのディテールによって変化するカラーグレーディングを実現することができます。このパラダイムシフトによって、カラリストは、色とテクスチャー(イメージのディテールと質感)の相互作用を制御することができるようになります。

その他、時間の切迫したカラリストのためにプロセスのスピードアップを目的としたワークフローの改善として次のようなものがあります。キャッシュ管理の拡張、新しいクライアント・ビュー機能(Webベースの表示機能で、現在のフレームとメタデータを表示)、複数ディレクトリーに対応して、高速で容易なコンフォーム処理。

最新のBaselightソフトウェアには、ピクセル単位のアルファチャンネルが含まれ、VFX素材の合成時に別のレイヤーでマットを追加する必要がなくなっています。NUKE、Flameといった主流のVFXアプリケーションの統合を強固にすることで、新しいバージョンのシーケンスは自動的に検出され、カラリストはBaselightの中で簡単にバージョンを切換えることができます。

「これらは、重要なワークフローと共同パイプラインをスムーズにするために取り込まれた大きな改善点の一例です」と話すのは、FilmLightのイメージエンジニアDalinele Siragusanoです。「日々Baselightを使いこなしている世界中のカラーのプロフェッショナルから、ストーリーに貢献する美しい映像を創り出すことに専念したいという声を聞きます。彼らが求めるものは、ワークフローとバージョニングをできる限りシームレスにする機構です。そこで、私たちは彼らの提言に耳を傾け、ソフトウェアを改善してきました。」

Baselight V5.2と間もなく登場するV5.3のデモに加えて、NABご来場者は、Baselight Editions(Flame、NUKE、Avid)のすべてのカラーグレーディングをご覧いただくことができます。Prelight ON-SETやDaylightといったオンセットとニアセットの製品とともに、Editions製品は、セットから複数フォーマットの納品までの単一でレンダーフリーの非破壊カラーワークフローを支える製品となっています。

また、NAB2019がデビューの場となるBlackboard Classicも展示します。これは最新のコントロール・サーフェスで、大好評だった最初のモデルBlackboard 1と同列のデザインとなっています。高解像度の大型ディスプレイ、より大きなタブレットが追加され、また接続が単純になっています。

FilmLight NAB2019 Colour Dayも同時開催されます。ここでは、世界のトップ・カラリストが、カラー・ワークフロー、Baselightの新機能、注目の作品について実演します。Colour Dayは4月8日(月)にNAB会場近くのReneaissance Hotelで行われます。入場は無料ですが、収容人数に限りがあるため事前登録が必要です。詳しくは、
https://filmlightnab2019colorday.eventbrite.com
をご参照ください。

FilmLightのブースはSL4105です。

 

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