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FilmLight、ProRes RAWをネイティブにサポート

【NAB2019】FilmLightは、その中核であるBaselightとDaylightの現行バージョンV5.2でProRes RAWフォーマットにネイティブにアクセスできるようになることを発表しました。これは、ProRes RAW フォーマットを完全に実装する最初のアプリケーションのひとつとして、世界をリードするプロフェッショナル向けカラーグレーディング・アプリケーションによる対応です。高品質のProRes RAWの画像フォーマットは、キヤノン、パナソニック、ニコンなど広範囲のカメラからAtomosレコーダー経由で、またDJIのInspire2とZenmuse X7カメラの組み合わせから直接、入手可能になっています。

「ユーザーが必要とするツールを常に提供するというのがわれわれの哲学です」と話すのは、FilmLightのCEO、Wolfgang Lemppです。「Apple ProRes RAWはパワフルでとても高品質で、RAWカメラの出力の扱い方としては標準的なもので、それは特にハイダイナミックレンジ(HDR)のコンテンツ制作には理想的です。また、セットからポストまで色のコントロールができることも、プロダクションからポストのパイプラインにはとても重要なことです。われわれができるだけ早くネイティブ・サポートを提供したいと思うのはごく自然なことです。」

ProRes RAWは、昨年のNABで発表され、それまでのProResコーデックと同様の技術を基礎にしており、パワフルなパフォーマンスと同時に純粋な映像品質を提供し、ProResの使いやすさもそのまま、従来のビデオの世界に持ち込んできています。ProRes RAWはカメラセンサーから直接ベイヤー・パターンをエンコードしていますので、FilmLightのソフトウェアから、高いダイナミックレンジを余すところなくアクセスすることができます。つまり、コントラストと色のすべてをコントロールでき、コンパクトで管理しやすいファイルサイズという特徴も持ち合わせています。FilmLightは何年もProResのライセンスを持っていて、ProRes RAW対応は自然な次の一歩でした。

「ProRes RAWは、妥協のないトップエンドのプロジェクトのためにデザインされています」というのはFilmLightのシニアソフトウェアエンジニア、Phil Barrettです。「目的とするデータレートに見合うように画像品質に妥協するということはしていません。映像の細部にもっとデータレートが必要であれば、それを得ることができます。ProRes RAWは、すべてのフレームで一定の純粋な画像品質が引き出せるように設計されています。それゆえに、ProRes RAWは、高品質収録、特にHDRプロジェクトにとって非常に重要なフォーマットになると考えられいています。」

セットからフィニッシングまで、FilmLightは、最も洗練された、プロフェッショナルのためのポストプロダクション・ツールを提供しています。ProRes RAWのサポートはソフトウェアの中核に実装されるので、パイプラインのどのステージでも利用可能です。ユーザーは、カメラメディアをDaylightデイリーズシステムに取り込み、ProRes RAWファイルから編集部向けに視聴素材を生成します。そして、引き続き今度はProRes RAWフォーマットを使って、Baselightカラーグレーディング・システムのステージに移行することができます。

ProRes RAWサポートは、V5ソフトウェアの一部として無償で提供されます。また、NAB2019の会場、FilmLightのブースSL4105でも実演をご覧いただくことができます。

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【NAB 2019】FilmLight、先進のカラーワークフローをさらに増強

カラーグレーディング・スイートは今や、映画、高品質のテレビ、コマーシャルのフィニッシングの中心となっています。FilmLightは、制作者が必要とするすべての最適なカラーツールを提供すること、そして単純化されたパイプラインとワークフローのコラボレーションに注力しています。

制作とポストプロダクションに、潜在的に時間のかかる作業段階をどのように適合させるのがベストか、という問いに対して、FilmLightの答えは、オンセットから、デイリーズ、編集、そしてフィニッシングまで一貫したルックを伝達する、ということです。そして、パワフルで淀みのないフレームワークを提供すること、それは広色域のカメラで撮影されたRAWファイルから、テレビ、HDR、デジタルシネマ、レーザープロジェクションといった様々なカラーレンジに適した出力を取り出すこと、しかも、それをひとつのプロジェクトで実現するフレームワークです。

NAB2019(ラスベガス・コンベンションセンターで4月8日〜11日開催、ブースSL4105)で、FilmLightはBaselightのツールキットに追加された最新機能を展示します。実演に使われるシステムは、世界中の制作とポストプロダクションから求められる異なる要求を反映した、複数のシステム構成で行われます。

現在、納品フォーマットも視聴環境も多様化していることから、グレーディングのマスターがすべての納品物に対して効果的であるとカラリストが確信できること、それが不可欠となっています。Truelight CAM(T-CAM)V2は、FilmLightの新しい改善された色再現モデルで、これを使うことで、ユーザーは絶対的な確実性をもってすべてのフォーマットとデバイスタイプに合わせたイメージをレンダーすることができます。

新たにBaselightソフトウェアに実装されたTruelight Scene LooksやARRI Look Libraryとの相性がよくなっています。「クリエイティブLUT、カメラの特性に適したLUTやフィルム・シミュレーションに比較すると、T-CAMと新しいLooksツールセットは、よりクリーンな応答性を実現しています」と語るのはハリウッドにあるDeluxe Encoreのシニア・カラリストAndrea Chlebak氏です。「クリエイティブ・グレードの段階で、劇場用リリースに向けてイメージを作り出すことができ、しかもそれらを他の多くの納品物に変換しても何の心配もありません。」

Texture Blendツール群によって、カラーグレーディングに新しいアプローチが追加されました。これによってカラリストは、イメージのディテールによって変化するカラーグレーディングを実現することができます。このパラダイムシフトによって、カラリストは、色とテクスチャー(イメージのディテールと質感)の相互作用を制御することができるようになります。

その他、時間の切迫したカラリストのためにプロセスのスピードアップを目的としたワークフローの改善として次のようなものがあります。キャッシュ管理の拡張、新しいクライアント・ビュー機能(Webベースの表示機能で、現在のフレームとメタデータを表示)、複数ディレクトリーに対応して、高速で容易なコンフォーム処理。

最新のBaselightソフトウェアには、ピクセル単位のアルファチャンネルが含まれ、VFX素材の合成時に別のレイヤーでマットを追加する必要がなくなっています。NUKE、Flameといった主流のVFXアプリケーションの統合を強固にすることで、新しいバージョンのシーケンスは自動的に検出され、カラリストはBaselightの中で簡単にバージョンを切換えることができます。

「これらは、重要なワークフローと共同パイプラインをスムーズにするために取り込まれた大きな改善点の一例です」と話すのは、FilmLightのイメージエンジニアDalinele Siragusanoです。「日々Baselightを使いこなしている世界中のカラーのプロフェッショナルから、ストーリーに貢献する美しい映像を創り出すことに専念したいという声を聞きます。彼らが求めるものは、ワークフローとバージョニングをできる限りシームレスにする機構です。そこで、私たちは彼らの提言に耳を傾け、ソフトウェアを改善してきました。」

Baselight V5.2と間もなく登場するV5.3のデモに加えて、NABご来場者は、Baselight Editions(Flame、NUKE、Avid)のすべてのカラーグレーディングをご覧いただくことができます。Prelight ON-SETやDaylightといったオンセットとニアセットの製品とともに、Editions製品は、セットから複数フォーマットの納品までの単一でレンダーフリーの非破壊カラーワークフローを支える製品となっています。

また、NAB2019がデビューの場となるBlackboard Classicも展示します。これは最新のコントロール・サーフェスで、大好評だった最初のモデルBlackboard 1と同列のデザインとなっています。高解像度の大型ディスプレイ、より大きなタブレットが追加され、また接続が単純になっています。

FilmLight NAB2019 Colour Dayも同時開催されます。ここでは、世界のトップ・カラリストが、カラー・ワークフロー、Baselightの新機能、注目の作品について実演します。Colour Dayは4月8日(月)にNAB会場近くのReneaissance Hotelで行われます。入場は無料ですが、収容人数に限りがあるため事前登録が必要です。詳しくは、
https://filmlightnab2019colorday.eventbrite.com
をご参照ください。

FilmLightのブースはSL4105です。

 

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FilmLight、InterBEE2018で 日本のクリエイティブ界に 深く関わっていくことを表明

FilmLightの日本支社であるフィルムライト株式会社が
Baselight V5のパワーを展示

ロンドン発 — 2018年11月9日: 英国FilmLightは、国際放送機器展2018(幕張メッセ、11月14〜16日)において自社ブース(ホール3/#3311)にて出展し、日本のテレビ放送とポストプロダクション業界に、クリエイティブかつ技術的なコミットメントを表明する。これは、フィルムライト株式会社の日本進出5周年を記念すると同時に、FilmLightのカラーグレーディングとカラーマネジメントプラットフォームであるBaselightの最新バージョンV5を日本のマーケットに披露する機会となる。

「映画や高品質の放送番組は、日本ではとても重要です。さらに最先端のクリエイティブツールのユーザーへのよりよいサービスは不可欠です」というのはフィルムライト株式会社の責任者、松井幸一である。「国内の業界の中心にセールスとサポートのチームを置くということは、日本のユーザー様が高く評価され、成功されているということの証でもあり、今年のInterBEEを機にお客様と直接的な関係を深めることができるのは無上の喜びです。」

Baselightの最新リリースV5は、グレーディングルーム内で、編集とのコラボレーション、VFXと360゜VRといった、最も複雑で時間のかかるワークフローを加速するための新しい機能を有している。同一のソフトウェアツールキットが製品レンジをまたいで搭載され、オンセットのビジュアライゼーション用Prelight、デイリーズシステムDaylight、編集とVFXのためのBaselight Editions、そして強力なグレーディングステーションであるBaselightまで一貫している。

新しい機能の中には、複数の操作者が同一のシーンに対して同時に作業できるのを助け、同時に特定の操作を実行したり、あるいは複数の納品物を作成したりすることが容易になる、インテリジェントブランチング機能が含まれる。

ホットな話題のHDRについては、Baselightの新機能によって、拡張されたレンジとカラーガマットの中でルックを作成することを可能で、今日期待される多くの納品フォーマットでそのルックが忠実に再現できる。たとえば、Boost Range機能によって、SDRからHDRにイメージを変換する際に、複雑な空間処理を用いて自然なルックを保ちながら、ダイナミックレンジを拡張することができ、Texture Highlight機能を使えば、周波数解析によって、ハイライト部分を処理することができる。

東映デジタルラボ株式会社は、最近、Netflix、NHK、その他の4K/UHD作品をターゲットとしてBaselight TWOを追加した。

「今まではVFXでやらなければならなかった作業がV5以降では色々できる様になったので、グレーディング作業の幅が広がりました」と話すのは東映デジタルラボのシニアカラーリストである佐竹宗一氏だ。「新しく搭載されたBase Gradeがとても良いです。グレーディングでは『一絞り明るく』といったやりとりが撮影監督とは多いのですが、今まではカラーリストが見た目で調整していたのに対して、Base Gradeを使えば撮影時に一絞り開けた時の変化を再現できるのが素晴らしいです。また、”艶”の部分だけを調整する際は、キー抜きやカーブを使用しなければならなかったのが、Base Gradeでは艶の部分だけ簡単に調整できるようになったのでとても便利です。これは暗部、最暗部についても同じで、簡単に痒いところに手がとどくようになったと思います。」

「24時間365日、いつでも対応してくれるので、大変助かります。特筆すべきは、すぐにリモートで症状を診てもらえ、しかも顧客ごとのメンテ履歴をちゃんと把握しているのがとても良いです」と佐竹氏は追加する。「また、バグに対する修正が早く、すぐにアップデートがリリースされるので、バグを抱えたまま運用しなくて良いところが安心できます。新機能の追加に関する要望も積極的に聞いてくれるので、Baselightの進化がとても早く感じます。日本のマーケットは海外と比べると色々と特殊だとおもいますが、これまでも多くの意見を反映してもらってきました。」

Baselight V5はBaselight TWOシステムとBaselight Editionsを使ってデモされる。InterBEE2018のフィルムライトブースはホール3のブース3311である。

 

了…

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NAB2018: AvidブースでBaselight for Avid 5のプレゼンテーション

Baselight for Avid 5およびBaselight for NUKE 5は、FilmLightブース(#SL4310)で実演されるが、それに加えて、Avidブース(#SU902)でも、Avid用プラグインのBaselight 5の実演がある。4日間毎日、カラリストでフィニッシング・エディターのMike Nuget氏によるプレゼンテーションで、詳しい日程は http://www.avidblogs.com/nab/ のGUEST SPEAKERSのコーナーでご参照されたい。Nuget氏は、高い注目を浴びているドキュメンタリーやシリーズ物の両方で豊富なグレーディングの経験を持っている。その作品の中にはNetflixのシリーズ「Rotten」(邦題「食品産業に潜む腐敗」)やアカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞候補にもなった短編ドキュメンタリー「Edith+Eddie」がある。NABでNuget氏は、新しいBaselight for Avid 5のツールの経験をもとに、HDRを念頭においたプレゼンテーションを行う。

「Baselight for Avidは、プロジェクトを全体として見る、その見方を変えてくれました。今では、ワークフローについても、カラーコレクションについてもまったく新しい方法でアプローチできます」とNuget氏は言う。「自分で選択したプラットフォームでFilmLightのカラー・ツールセットを利用できるということは、まさしく、自分のカラーを次のレベルに引き上げるために必要なことなのです。『Edith+Eddie』では、AvidとBaselight フルシステムの両方でほぼ同時にグレーディングすることが何度もありました。これを完璧に、しかも素早くできたというだけでなく、グレーディングのあらゆるステップをコントロールできました。」

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FilmLight、NAB2018でBLG for Flameを発表

新しいプラグインによって、カラーとAutodeskのビジュアル・エフェクト・アプリケーションを統合、フィニッシング・ワークフローの時短を実現

NAB2018において、FilmLightは最新の製品として「BLG for Flame」を発表する。これはすでに好評を博しているBaselight Editionsのひとつに位置づけられる。BLG for Flameは、Autodesk FlameのLinux専用のプラグインで、Baselightのグレード情報を自動的に適用する。独立したBLG(Baselight Linked Grade)ファイルからでも、Baselightのシーン(編集されたシーケンス)からでも可能だ。

BLG for Flameは、他のFilmLight製品(Baselight、Prelight、Daylight、Baselight for Avid、Baselight for NUKE)で作成されたグレードを適用することができる。当初、Flame 2018に実装されたときには、特定のディレクトリーにエクスポートされたBLGが、BLGに含まれるタイムコード情報によって自動的に各ショットのグレードとして適用されるというものだった。今回、次のFlame 2019リリースに実装される際には、グレード情報はBaselightのシーンから直接取り込まれる。たとえ、Baselight側でそのシーンがまだグレーディング中であっても。

BLG for Flameのユーザーインターフェース

BLG for Flameのユーザーインターフェース

BLG for Flameを使うことによって、Flameアーティストは作品がグレードが適用されたらどのような見映えになるか確認することができる。また、グレーディング途中の結果をクライアントに見てもらうことができ、そのためにBaselightシステムから新しいイメージをレンダリングしてラウンド・トリップする必要もない。これは、よりタイムリーなアプローチであり、VFXアーティストは、カラリストの手を煩わせることなく、簡単にしかも迅速にグレーディング済みの素材にアクセスできるのである。

AutodeskのFlameファミリー・プロダクト・マネージャーであるWill Harris氏は「BLG for Flameは、FlameとBaselightの間における、メタデータ・オンリーの素晴らしいワークフローです。Flame内のショットにBLGを適用できます。それがタイムライン全体であっても、Batchの中の個々のショットであっても、です。夢のような新しいワークフローであり、Flameユーザーにとっても、Baselightユーザーにとっても恩恵となるでしょう。最新のカラーグレーディングが制作途中のコンフォームやコンポジットに即座に適用されるのですから」と話す。

BLG for Flameは2018年の第二四半期にリリースされる予定で、NABでは、Flame 2019で動作する製品をFilmLightブース(#SL4310)とルネッサンス・ホテルのAutodeskスイート(#632)で実演される。

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Baselight 5 はHDR、VFX、360 VR向け機能を備えてさらに進化

FilmLightの定評あるグレーディングソフトウェアのプラットフォームに将来を約束する数々の新機能を追加

「Baselight 5はまったく新しいソフトウェアのように感じます。グレーディングの根本的な機能が改善されていますが、それは新しいレベルの技術的な精度であり、素晴らしいツールのコントロールで、しかもこのふたつを融合しているのです」と語るのはSHED LondonのDIカラリスト、Matt Watson氏だ。NAB2018(ラスベガス・コンベンションセンターで4月9日〜12日開催、ブースSL4310)では、さらに多くのカラリストや制作関係者が熱狂することになる。FilmLightは、業界をリードするグレーディング・プラットフォームに最近追加された新しい機能を実演するからだ。

Baselight 5の心臓部はBase Gradeで、最近の大ヒット映画やTVシリーズで広く使われている。多くの人々にとって、計り知れないほどの生産性を提供するツールであると実証されている。「すでにいくつかの大型作品でBaselight 5を使っています。その中にはNetflixのオリジナル作品であるMercury 13も含まれます」とはCreativity MediaのシニアカラリストMatthew Troughton氏の証言。「Base Gradeは、私にとって“頼りになる”機能となっています。全体のコントラストを維持しながら最暗部のディテールを取り除くことができます。以前は、キーを使わなければできなかったことです。素早く簡単で、その結果、よりクリエイティブなことに時間を使うことができます。」

https://www.filmlight.ltd.uk/store/wp-content/uploads/2018/03/BL5_NAB2018_72dpi-1024x640.jpg

HDR技術の進化にともなって、Baselightのカラリストはより多くのHDR撮影から映画、プレミアムなTVプロジェクトに関わるようになってきている。最近作であるBlack PantherやBBCのBlue Planet IIがその例だ。Base Gradeは、異なる納品フォーマット間やSDRとHDR間を行き来する苦痛を取り除いているが、FilmLightは新たにより革命的なツールを開発し、カラリストが正確にコントロールし、行き来をさらに簡単にできるようにした。Boost RangeとHDR対応のLooksオペレータである。

Boost Rangeは、SDRからHDRに変換する際に映像のダイナミックレンジを拡大する。これにはローカル・トーンマッピングという手法が使われている。このため、より自然な結果を得ることができ、より忠実なコントラストの再現できる。このアルゴリズムによって拡張したハイライトに発生するノイズの問題を除去し、アップ・コンバージョン全体を通して、より大きなダイナミックレンジを達成しながらも、安定した映像を得ることができる。

LooksオペレータはHDR用にアップグレードされ、デジタル・イメージ・パイプラインに、より好ましい色の演出を提供する。新しいHDRオプションにより、シネマティック・ルックを作り出す調整項目が追加され、同時にSDRからHDRまで、すべての納品作品において、可能な限り最高の画質を維持することができる。

「新しいLooksは、極めて有用です」と話すのはアムステルダムのFilmmoreのシニアカラリスト、Fernando Rodrigues氏。「最初見たときに、白が飛んだり、黒が潰れてしまうだろうなと思うような映像でも、いとも簡単にディテールを引き戻すことができるのには驚きました。最高なのは、映像に素晴らしい“厚み”を加えてくれることで、これこそが私のクライアントの多くが求めていることなのです。この効果はまさしくフィルム・ライクです。」

ミュンヘンをベースにしている撮影監督Mathias Fleicherも同じ意見だ。「Looks機能を使うと、とてもシネマティックなロールオフを実現できます。しかも、素敵なスキントーンも作り出せます。デイリーズ作業の際に、フィルムスキャンの素材を扱っているような気分に浸れます。」

NABで紹介される新しい機能の中には360/VRも含まれる。360/VRでBaselightに備わったすべての武器が利用可能ということである。セカンダリー、Paint、そしてPerspectiveも含むすべてのツールを使って、360素材をPanoramaオペレータでサンドイッチして、グレーディングを施すことができる。Panoramaオペレータは、LatLong(経度緯度表示)あるいはEquirectangular(正距円筒図法)のプロジェクションを正常なプロジェクションに戻したり、その逆をしたりといった機能を持っている。LatLongプロジェクションは、Baselightの強力なフォーマットシステムに統合され、LatLong映像を標準的なパースペクティブで見ることが、Cursorビューに追加されたスイッチで切り替えることができる。

Relightツールも強化され、エリアライトに対応することで、反射光のハイライトを追加したり、調整したりでき、結果的に現実に近いライティングの変更が可能になっている。Relightツールを使うと、イメージビューワーを直接クリックすることで、照明の位置と反射光を正確にコントロールできる。

Baselight 5の最初のリリースにはGrid WarpやPerspective Trackerといった多くのVFX機能が追加されていた。「Perspectiveトラッキングをすぐに使ってみました。非常に有用だということがはっきりわかりました」とMatthew Troughtonは付け加える。「手作業のつじつま合わせや、妥協的にパースのついたウィンドウを使うような問題を解消してくれます。」

最新のバージョンでは、Textツールを完全に書き換え、Baselightでフィニッシングするようなプロジェクトでのワークロードを減らすことができるようになっている。また、テキストによる創造性にも貢献する。シェープのようなトランスフォームがテキストに追加され、テキストはオブジェクトとして、Perspective Transformやトラッカー機能によって操作することができる。

この他にもたくさんの新機能が追加されており、効率を高め、ワークフローを改善することができる。この中には、ストリップを誤って削除してしまうことを避けるストリップ・ロック機能、オペレータによるストリップの選択、Chalk内でのボタンやアクションの検索、R3D、Phantom、Sony XAVC、Sony RAW MXFファイルのトリミング、現在のフレームとメタデータを表示する新しいClient View、メインモニターにショットのレイアウトをスクロール可能なサムネイルで表示する機能、そしてBaselight

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レスパスビジョン、Baselight導入へ

コマーシャルと映画のカラーグレーディング・ワークフローを加速

レスパスビジョン株式会社(本社: 東京都渋谷区、鈴木仁行代表取締役)は、FilmLightのBaselight TWOとFLUX Storeを導入することを発表した。11月の稼働に向けて着々と準備を進めている。

Baselight TWOは、FilmLightがNAB 2016で発表したVersion 5.0ソフトウェアを搭載した最新モデルで、3式のコンピューティング用GPUを搭載し、4Kモニタリングが可能なグレーディング・システムで、世界中のハイエンド・ポストプロダクションで、映画やコマーシャルの制作に用いられている。今回、Baselight TWOとともにFLUX Storeも導入し、社内の他のシステムとの間を40ギガビット・イーサネットで接続し、高速なデータフローも実現する。IBC 2017で正式にリリースとなったVersion 5.0を搭載した、日本で最初のBaselightとなる。

同社システム部の久保江陽介氏は、「ハイエンドの世界では標準機と言われているBaselightですから、その潜在能力に期待しています。弊社には、それを引き出す技術と環境が揃っていると自負しています」と話す。レスパスビジョンには、すでに、Rio、Lustre、Filmmaster Nucoda、DaVinci Resolve、Mistikaといったグレーディング・システムが揃っており、Baselightの導入が多くのクライアントからも期待されていた。

FLUX Manage UI

新しいFLUX Manageでワークフローを加速

今回の導入において機種選択を主導したFlameアーティストでカラリストの長島正弘氏は「Baselightは、他のグレーディング・システムに比べ、カラーコレクションの根幹部分が進化しています。V5.0でオートマチックに計算式でカラースペース変換ができる新しいカラーマネージメントシステムが搭載され、5つの帯域でプライマリーがコントロールできるBase Gradeが追加されました。また、撮影からポストプロへの連携ができるPrelight On-Setなどにより総合的にワークフローを強化できることに優位性を感じ、導入を決めました。CM業界でBaselightの名前が浸透することを信じています」という。

Base Grade UI

Baselight V5.0に新しく搭載されたBase Grade

代表取締役の鈴木仁行氏も「FilmLight本社のCEOに何度も足を運んでもらって、最初に検討を始めてから5年の月日が経ちました。私自身は前から最も優れたグレーディング・システムという認識があったのですが、やっと機が熟したという実感です」と付け加える。

 

9月中にシステムを導入して、10月をトレーニング期間とし、同社の創立30周年の記念日となる11月2日のオープンを予定している。

了…

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年末年始休業のお知らせ

2016年もたいへんお世話になりました。

filmlightchristmas

年内の営業は12月28日まで、年始は1月5日より平常営業となります。まことに勝手ながら、12月29日〜新年1月4日まで休業とさせていただきます。…

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NAB2016: FilmLightはBaselight 5.0を発表、HDRのグレーディング機能をさらに強化

FilmLightは新しいBaselightのソフトウェア、バージョン5.0を発表します。それには、まったく新しいカラーコントロールとこれまで以上に洗練された直感的なグレーディングツールが含まれており、プロのカラリストはもちろん制作プロセスにかかわるすべてのクリエイティブ・アーティストに新しいツールを提供します。この最新のリリースでは、HDRグレーディングと拡張したカラーガマットの両方に最適化された新しいツールセットが導入されます。

FilmLightはここ数年にわたってHDRフィニッシングの最先端に立ってきました。これはBaselightが持つ柔軟で、しかも安定したレンダリングエンジンを活用して、HDRマスタリングに必要とされる広範囲のテクニックを提供できたからです。BaselightはDolby Visionのマスタリングを可能にした最初のカラーコレクション・システムであり、これまでDolbyのみならず、HDR技術の先駆者であるソニー、NHK、BBCとも協力してSMPTE ST-2084やARIB STD-B67を含むHDRマスタリングの方式やフォーマットの実装や改善に尽くしてきました。

HDRディスプレイやプロジェクターは現在、これまで以上に入手が容易になり、より黒い黒や輝くようなハイライト、そして広いカラーガマットがマスタリングの課題となりつつ、従来のテレビやシネマ・プロジェクターも同時にサポートする必要があります。NAB2016において、FilmLightは、その業界トップのHDR技術とワークフローを幅広い製品群を用い、複数の4K HDR可能なマスタリング・ディスプレイとともにデモし、HDRグレーディングによって得られる創造性を実演します。

「HDRのグレーディングとマスタリングにはいくつかの障壁があります」と話すのはFilmLightのCEO、Wolfgang Lemppです。「カラリストには、これまで以上のダイナミック・レンジを扱える対話的で直感的な方法が必要です。自然なグレーディングも必要です。しかも、他のフォーマットの納品のために費やす努力は最小限にしながら、HDRイメージから得られる経験にできるだけ近い高品質に仕上げる必要があります。Baselight 5.0のツールセットは、これらの課題に真正面から向き合っています。」

Base Gradeの新規導入
Baselight 5.0のために新たに開発されたのがBase Gradeで、人間の目が色を捉える方法を正確に模しています。base、exposure、tintの3つの要素によってイメージの色を調整することによって、その反応は直感的で予測可能なもので、HDRイメージを自然にグレーディングすることが可能になります。exposureの各ゾーンはイメージ全体のバランスを損なうことなく独立して調整することができます。Base Gradeはカラーグレーディングに、より写真的なアプローチを導入するもので、exposureのストップ値やプリンターライトによって、DoP(撮影監督)が期待しているものを実現することを可能にします。

FilmLightの主導開発者であるMartin Tlaskalは「Base Gradeは、これまでに我々が開発したなかで最も進化したクリエイティブやグレーディング機能です。ユーザーの『感じ方』は、選択しているグレーディング用カラースペースにかかわらず、常に一定になります。知覚的にリニアなスペースで動作しますので、RAWフォーマットやOpenEXR、あるいは他のシーン・リファードなデータにおいて、HDRでもSDRでも完璧なグレーディング手法ということができます」と説明する。

拡張されたカラーマネージメント
Baselight 5.0は、この新しく直感的な手法をFilmLightの比類のないカラーマネージメントと広範囲のHDR処理能力に組み込むことになります。新しくカラースペース「ファミリー」の概念が導入され、テレビ・映画・モバイルなどの異なる表示環境に対する納品プロセスを単純化することができます。

複数の表示フォーマットの納品物が必要な場合、その仕上げプロセスは複雑で時間のかかるものになりますが、このパワフルな機能によって、自動的に正しいレンダリング用の変換式を選択することによって、不確実性を取り除きます。いったんグレーディングにOKが出たら、Baselightは「ファミリー」のなかの最適な変換式を選択し、納品物がそれぞれの目的に最適化されていることを確実にします。

新しいガマット最適化
さらに、新しいガマット最適化機能によって、Baselight 5.0は本質的で実現の用意なガマット・マッピング機能を提供します。これは最新のHDRディスプレイを構成す要素のひとつとなっている広色域に対応するものです。

Before and after gamut compression

gammut compressionの適用前(左)と適用後(右)

「新世代のハイエンド・カメラは究極的にパワフルで、しかしながら、それゆえに現在のテレビ画面には到底表示できないような色までもキャプチャーしてしまいます」と説明するのはLemppです。「我々の新しいガマット最適化機能は、これを簡単に修正し、納品フォーマットに最適な自然なガマット・マッピングを実現します。」

HDRイメージの色が規格のカラーガマットに収まらない場合、新しいgamut compression機能はきめ細かくガマットの内側に引き戻します。これは外側のカラーボリュームを圧縮するもので、内側のカラーボリュームには影響しません。明るく、サチュレーションの高い色はクリップされることなく、イメージの破綻を招くことがなくなります。このプロセスは非常に高速で、カラリストは単に最後のチェックの段階で、必要な部分に処理を施すだけでよく、イメージを完全にする作業により多くの時間を費やすことができます。

FilmLightは、この新しい革新的なアプローチを4月18〜21日にラスベガスで開催されるNAB2016において、同社ブース(SL3829)で紹介します。

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ドルビー、Baselight Xを採用

FilmLightの最新のBaselightシステムがドルビーのHDR推進の新しいエンジンに

【2016年2月4日 ロンドン発】FilmLightは、長年の顧客で技術パートナーでもあるドルビー(Dolby)に最初のBaselight Xのうちの一台を納品したと発表しました。Baselight Xは、最新のBaselight製品で、最も進化したハードウェアを採用し、最も要求度の高いプロジェクトに対応するため、並外れたパワーとパフォーマンスを持つように設計されています。ドルビーは、この新しいBaselight Xを同社のBurbankの施設において、Dolby Visionのマスタリング・スイートで使う予定です。

ポストプロダクションにおけるより高い解像度と品質の必要性、さらにより高いダイナミックレンジと拡張したカラーガマットに対応するため、Baselight Xではそのアーキテクチャーを一新しています。システムは、6式のプロセスGPUに加えて、波形モニターとベクトル・スコープのリアルタイム表示を含むユーザーインターフェースのための7式目のGPUを搭載しています。これにより、複雑なグレーディングと特殊効果、マット・チャンネルを含む複数のレイヤーであっても、リアルタイム再生と処理を達成しています。

Baselight X

Baselight X

Baselight Xは、内部の画像処理エンジンに直結した巨大な超高速ストレージを搭載し、4K 4096 x 3112 16bitのフィルム・スキャンを再生し同時にその結果をディスクに書き込むというドルビーのニーズに取り組んでいます。

ドルビーとFilmLightは、長いコラボレーションの歴史を刻んでおり、BaselightはDolby Visionのマスタリングを実現する最初のグレーディングシステムにも採用されました。ドルビーの開発部には実際4式のBaselightがあり、そのうちのBaselight EIGHTをBaselight Xの拡張されたパワーにアップグレードします。これにより、ドルビーのカラリストもカラーサイエンティストも、高解像度、高ビット深度のHDRグレーディングとフィニッシングのための究極のリアルタイム制御を手にすることができます。

Baselight X has six processing GPUs and a dedicated GPU for UI & scopes

Baselight X の6式のプロセスGPU

「ドルビーの展望は、劇場と家庭の両方で、一般消費者の動画像体験を変えることです。私たちはBaselightを使って、高いダイナミックレンジと拡張したカラーガマットによるこの新しい体験を研究し、開発していきます」と話すのはドルビーラボラトリーズのカート・ベルマーさん(Curt Behlmer, SVP, Content Solutions & Industry Relations, Dolby Laboratories)です。さらに「私たちがこの新しいポストプロダクション技術をフィルムメーカーに公開すれば、彼らは高品質とリアルタイムのパフォーマンスに期待を寄せます。私たちは、FilmLightとの緊密な関係の中から、各ツールを最適化し、彼らの期待に応える製品づくりの一助になれることを喜ばしく思っています。私私たちのこの新しいBaselight Xを使って、現在進行中のDolby Visionコンテンツの開発を進めたいと思います」と話しています。

Baselight Xは、ドルビーの他、米国内の2社のユーザーも購入しており、NAB2016では、公式の展示が行われる予定です。

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